アメリカ国防総省が運営するGPS衛星は1970(昭和45)年代初頭から米陸海空軍の航法用に開発を始め、1993(平成5)年12月に初期配置完了の後に民間への運用が宣言され、2000(平成12)年5月のSA(軍事的理由による意図的信号劣化)解除後、現在に至っております。
この人工衛星は高度約2万kmの上空を6つの円軌道面に24個+予備からなる集団で構成し、地球一周半日をかけ秒速約4kmで飛行し連続的に発信される位置を表す軌道情報や原子時計による正確な時刻情報から、地球上空間のどこでも(Global=全地球)自分の位置(緯度、経度、高度)を知ること(Positioning=測位)ができるシステム(System=系)のことで、単独測位(測位誤差10m程度)DGPS(測位誤差1m程度)とは違い、電子基準点などとの相対干渉測位の位相差測定により極めて正確な位置特定ができます。
カーナビやGPS携帯だって正確だよ?に例えでお答えしますと。
国土交通省公共測量「作業規程の準則」に基づき、平面上の方向角、水平角、距離のデータについてそれぞれの観測方程式をつくり、最小二乗法より計算して各求点の平均座標を求めます。
角度と距離を同時に計測し位置を特定する測量機器です。測角時に望遠鏡をのぞき見る観測者が必要ないので一人で観測作業が可能となり、測距時に反射鏡をかえさなくても計測することができるので(ノンプリズム測定)危険な崖などの高所や交通量の多い市街地なども安全に観測が可能です。
日本の土地の高さ(標高)は、東京湾の平均海面を基準(標高0m)として測られています。東京湾の平均海面を地上に固定するために設置されたのが日本水準原点です。全国の主要な道路沿いに設置されている水準点の高さは、この日本水準原点に基づいて水準測量により決められ、この水準点がその地域において行われる高さの測量の基準となります。
現地作図の為、正確性があり測定ポイントに標高値があるため自動的に等高線が描画され、そのままCADデータとして運用ができます。
道路などの新築・改築などにあたって、その位置(法線)を決定するために必要な調査を実施し、調査資料に基づいて計画された位置を地上に測設して、道路建設協議に必要な資料図などを作成するまでの測量です。
河川の洪水、高潮などによる災害防止のための調査並びに、適正利用、流水の正常な機能など、治水及び利水の総合的な管理、または湖沼、海岸などにおける保全のための測量です。
土地及び境界などについて調査し、用地取得などに必要な資料及び図面を作成する測量です。
公共の道路や河川、電気、ガス、上下水道など、ライフラインの整備を行っていくことです。
ドローン(UAV)に搭載したレーザスキャナーによる空撮測量を行います。山林や人の立ち入りが困難な植生地域でも、上空から広範囲にわたる地表データの取得が可能です。
道路、公園、河川などの公共施設を整備・改善し、土地の区画を整え、宅地の利用の増進を図る事業です。
様々な現場環境に対応できるスキャナーを導入予定です!